タコヅル
学名:Freycinetia boninensis
(タコノキ科 ツルアダン属)
茎の長さ5~15mになる蔓性の低木。 茎は節から気根を出し、他の木に巻きついて這い上がる。 葉は茎にらせん状につき、線状披針形で、長さ50~100cm、幅3~5cm。葉の縁と主脈の下面に刺がある。 花は雌雄異株で、枝先の10~15cmの花軸の先につき、3~4本の肉穂花序を束生する。 花穂は長さ7~9cm、径1~1.5cmの円筒状で多数の雄花、雌花を密生し、花軸の下部には淡黄色で葉状の苞がつく。 果実は集合果で、円筒形、長さ8~13cm、径約1.5~2cm、赤熟。